ラムティッカマサラ!

さて、連休をもらい、ゆっくり休んでいたが、俺はもはや疲れている。
何故かと言いますと、店で長時間の仕込みをしていたからだ。

神父「富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」

俺、ラム「はい、誓います」

などと、共に白髪が生えるまで、俺とラム肉は、燻し、いぶされる仲となっていたのだ。
ま、白髪はとっくに生えているのだが。

かなり面倒な作業なのだが、これをやるのとやらないのでは美味さの次元が全く違うので、やらないワケにはいかない。俺考案の、ニセタンドール方式なのだ。

リクエストも多数あったのだが、とにかく煙が凄いので、夏場は近所の苦情が来るのが恐ろしく、そろそろご近所さんも、窓を閉め切ってるだろう、とザ・解禁、ラムティッカマサラ!!
ベイビー、コイツはメチャメチャ美味いぜ!

①ラムティッカマサラ
ラムティッカとは、スパイスを入れたヨーグルトでマリネした羊肉を、北インドなどで使用されるタンドールと呼ばれる窯で焼いたもの。

前にインドに行った時、肉、チーズ、パンなどいろんなものを数多く焼く、現地のタンドール料理は、いぶしたような香ばしい香りが付くことを知ったので、タンドールの無いgopであの感じを出すため、セラミックの焼き網に1日マリネした肉を乗せ、中華鍋をひっくり返してかぶせる、という偽タンドール方式で、表面が少し焦げるくらいまで焼いてあります。

これは、イギリスで生まれたカレー。
インドではムルグ・マッカーニ(バターチキン)というのがありますが、俺的にはどこが違うのかよくわかっていません。やればやるほどわかんねーよ、スパイスなんて。

そいつをスパイス、トマト、ヨーグルトなどで作ったグレービーに入れ、生クリーム、バターでブ厚い風味を加え、メティの葉で香りを出して煮込んであります。

もうもうたる煙でグレービーに香りが移り、焼くのに手間が物凄くかかるけど、めちゃめちゃ美味いです!

単体でも美味いですが、スープカレーと混ぜてなお良し!
他の副菜と組み合わせてもさらに良し!一口ずつ違う組み合わせで食べる。オタメシアレ!

ライスは付かない、すまん。450円ナリ!無くなり次第終了でーす!

②ズッキーニの中東風ディップ
中東には、ヒヨコマメや焼きナスでペースト状のような料理が広く食べられています。

パンにつけたりして食べると最高に美味いですが、gopのは、ズッキーニを使ったオリジナルだぜ!

ごま油で焼いたズッキーニを、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。これ、めちゃウマ!

ライスに合わせても美味いですが、さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が広がり、実に美味いです。 余市のgop農園産のズッキーニは無農薬有機栽培。 120円

③スーパースパイシースープ1
メニューに載ってない裏メニュー。
常連が病みつきになる大人気のSSSシリーズの中で、一番複雑な味わいを持つスープ。

レギュラースープが激変します。
nagkeserという珍しいスパイスを使用。
通常よりも少し辛くなります。スパイスマニア必食!100円。

①~③全部の人は、いつも通り「オール」とスタッフまで。

④鶏皮と大根のアチャール
ヒサビサやるぜ!
アチャールとは、インド周辺の国々で食される、漬物のようなもの。
通常、果物や野菜などで作られますが、ここはgopのアナグラなので、鶏皮なんかも入れてしまいます。

鶏皮をカリカリにで炒って脂を出し、小さいダイスに切った大根と共に、スパイスや塩と合わせて寝かせてあります。美味しく食べるコツは、よく噛むこと。

鶏皮が、大根の水分とスパイスを吸い、噛むごとにじわじわと、鶏皮の旨みと香ばしさ、唐辛子の辛み、大根の食感、メティのほろ苦さ、レモンの酸味などが、複雑に口に広がっていきます。
オタメシアレ!120円。

先ほどサツドラにいったところ、口を開けたまま歩いている女の人がいた。

一瞬、驚いたが、もしかしたら彼女は、ジェットエンジンのように、前方から空気を取り込み、猛烈な勢いで後方に排気することで、推力を得ているのかもしれない。

客「そんなわけないだろ」

ということで、寒くなって来ましたが、良い週末を!!(^。^)

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