ビーフニハリとSSS3!

今日は店のグラスについて書いていこう。

これは豊平にある豊平硝子工場の社長にお願いし、特注で作ってもらっているものだ。口元だけに色がついており、厚みがあって口当たりが優しいのが特徴。お気に入りである。

通常、ガラス製品を作る時は金属製の吹き竿で溶解炉のガラスを巻き取り、まず底部を成形する。次にガラス種を少量つけたポンテ竿を底に接着して口を切り離し、加熱して口を広げる。

しかしこのグラスは溶かした色付きガラスで3mくらいのガラス製の吹き竿(共竿という)を作り、それで透明なガラスを巻いて吹くと竿が溶け、口元だけに色が残る。

なので、竿は吹く毎に短くなっていく。
底をよく見ると、丸いポンテ跡が残っているのがわかる。これはハンドメイドの証。ぜひぜひご覧アレ。

と言うワケで今週のザ・限定は、ヒサビサやるぜ、ビーフニハリ!最近は北海道でも食えるようになってきた。

なんせコイツときたら牛骨や牛スネを煮込み続ける料理なので、暑い時期にはやりたくない。
なので夏が来る前にやっつけるぜ!合わせる裏スープはSSS3!!

①ビーフニハリ
さてさて、インドやパキスタン、バングラデシュなどのムスリム料理、ニハリの登場!長時間煮込んだ、スパイスシチューのような食べ物だぜ!これは美味い上に面白いぞ!

宗教による食のタブーは興味深いもので、インドの多数の人が占めるヒンドゥー教は牛を食べません。しかし、この料理はムスリムの料理なので、彼の地では珍しく、牛も使うのです。

そして!バリエーションはいろいろありますが、ニハリはカレー粉と小麦粉で作る英国由来の日本式カレーのように、小麦粉でトロミを出すのです。

牛骨と表面を焼いた牛すね肉をフライドオニオンや炒めたにんにく生姜、スパイスで柔らかくなるまで長時間煮込み、骨髄を取り出して煮込み、オリジナルのニハリマサラと小麦粉でまったりと仕上げてあります。

大変旨みが強く油も多めですが、レモン漬けの生姜ですっきり食べることができます。ベイビー、美味いぜ!

単品でも美味いですが、ライスに少しずつかけ、スープカレーや他の副菜と合わせ、味変してオタノシミアレ!ライスはつきません、450円。

②ヒヨコマメの中東風ディップ
ヒヨコマメを煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。ライスに合わせたり、時折スープカレーを合わせ味変しながら食べるとクリーミーな風味がプラス!120円

③スーパースパイシースープ3
いつものレギュラースープををオーバードライブさせたスパイス好きの為のスープ!
口にするとと香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまっ
て消えていきます。ヤミツキ。100円。

①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤ヨーグルトのトルコ風ディップ
水切りしたヨーグルトにニンニク、ミント、唐辛子、甘酸っぱいざくろのビネガーなどを加えた濃厚でクリーミーなディップ!!味変アイテムとして合わせると、味がとても深くなります。120円。

⑥パクタレ
人気のパクチーのタレ。
ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!

⑦ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに優しく華を添えます。120円ナリ

⑧ミャンマーふりかけ
ミャンマーではンガピジョーとかバラチャウと呼ばれる、干し魚や干し海老を使ったふりかけがあります。
ターメリック油で玉ねぎ、ニンニク、干し魚を荒く臼で叩いたものを揚げ、唐辛子、蝦醤、魚醤を合わせてあります。噛めば噛むほど広がる香ばしさと旨味!120円。

なぜ豊平硝子工場にお願いしているかと言いますと、俺が以前そこで働いていたからだ。
そこで初めて知った。俺は大体どんなことでもスイスイできる人間なのだが、アート方面だけはまるっきり才能がないということだ。著しく劣る。マジで全然ダメ。

なので、これからも茶色い絵の具さえあれば描けるようなカレーだけ作ってる所存。ヨロシク頼むぜ!

ということで皆さま、良い週末を!!(^。^)

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