先日は笑夢カレーの芳賀くんがヒサビサに店にやってきた。
彼は何度か来てくれたり俺が食いに行ったりする親しいカレー屋仲間で、福島でカレーをやっている熱い男だが、気づくと3時間以上もカレーについて語り合っていた。本気でカレーに向き合っている人と話すのは刺激となり、勉強になる。
もう長い事この仕事をしているが、いつも考えているのは「自分のモノサシ」の精度をいかに上げていくかだ。人間は自分のモノサシでしか物事を判断できない。
その上、自分の信じたいことを信じる傾向があるので、目の前の事実の中から自分に都合の良いもののみをピックアップして判断したりする。
物事の考え方は人の数だけあるので、それで全然いい。しかし俺は客からカネを取っているので、常に自分を研ぐ責任がある。職人として、今日はこの仕事を初めてから昨日までの経験の中でカレーを作るし、明日はそれに1日の経験を足して作る必要がある。
今はネットやAIなんかで簡単になんでも知れる時代だが、モノサシの精度を上げるには知ったことを元にして考え、それで出てきたものを知り、さらに考えるということをずっと繰り返すことになる。
それを繰り返していくとブラッシュアップされ、同じものを知ってもそこから得られる情報の質や量が上がっていく。
そうするとまずは俺はさらにカレーが面白くて仕方がなくなる、客も喜ぶ。出入りの業者さんも喜ぶし、いつも楽しく働いてくれるスタッフにボーナスを弾めたりする。誰も困らないでみんなハッピーだぜ!

ということで、いつも笑いの絶えないウチの厨房だが、今週のザ・限定は香り高い西インドの風、ポークコールハープリ!美しい赤のカシミリチリ、そしてgop謹製のカンダラスンマサラをたっぷり使用。写真はそれらを入れる前。ベイビー美味いぜ!合わせる裏スープはバランスのいいSSS3!ミャンマーふりかけは無くなり次第終了でーす!
①ポーク・コールハープリ
コールハープルというのは、インド西部マハーラーシュトラ州の南に位置する都市であります。なので、コールハープル風ポークカレーの意味。
インドの中でも西インドのスパイスミックスはかなり複雑なものを多く見かけ、中でもコールハープルの名がついた料理は唐辛子を多用し大変スパイシーなので有名だそうです。
gop有数の大変複雑なスパイス使だぜ!ヨーグルトやスパイスでマリネした豚肉を、炒めたタマネギやトマトと合わせ、真っ赤なカシミリチリ、炒めた玉ねぎとニンニクを合わせて作る、この地独特の「カンダラスンマサラ」を大量に加え、煮込んであります。
際立つ香り。ポークの旨み。物凄く複雑で鮮烈なスパイス感。これだけでも美味いですが、ライスに少しずつかけ、スープカレーや他の副菜と合わせ
、味変しながら食べると、さらに楽しめます。ライスはつきません。420円
②ヒヨコマメの中東風ディップ
gop風フムス!時折スープカレーを合わせ味変しながら食べるとクリーミーな風味がプラス。120円
③スーパースパイシースープ3
いつものレギュラースープををオーバードライブさせたスパイス好きの為のスープ!口にするとと香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていきます。ヤミツキ。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!スープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤ビーツディップ
茹でたビーツに炒め野菜や炒ったココナツ、乳製品などを加えてディップにしてあります。クリーミーさと味の深さが加わるぜ!120円
⑥パクタレ
人気のパクチーのタレ。ほんの少しの量をライスに付けると、広がる旨みと香り!60円ナリ!
⑦ナスと鰹節のピックル
スパイス油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダースパイス、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。ナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに華を添えます。120円ナリ。
⑧ミャンマーふりかけ
ミャンマーではンガピジョーとかバラチャウと呼ばれる、干し魚や干し海老を使ったふりかけがあります。噛めば噛むほど広がる香ばしさと旨味!120円。
先週からコシが若干ヤられていたので、ヒサビサに山の手整骨院に行き、大先生に治療をしてもらってきた。メチャメチャ効いたぜ!もう若くも無いので、逆にいろんな刺激を取り入れて自分を新鮮にしていく所存。さて、届いた台湾料理の本でも読んでワクワクするか。
ということで皆さま、よい週末を!(^。^)
