さて、まずはお知らせ!
12/3(日)~12/10(日)までは休みなんでご注意!来ちゃダメ。
九州にカレーを食いに行ってきまーす。なので、週末限定は前からやりたかった面白いのを出すぜ!
なんであちこちにカレーを食いに行くかというと、いろんな作り手のカレーの捉え方を見てみたいからだ。
そしてカレーを作るにあたって、一般的に常識だと言われていることが実はそうではなかったという事も少なからずある。自分の中のそういった事をあぶり出し、ブチ壊して再構築する。
帰宅後、俺は現地語の料理動画を毎日見ている。これが面白く、様々な発見がある。
ある時ネパールの人が油にメティを入れ、真っ黒に焦がす場面に出くわした。
「スパイスは焦がしてはいけない」が常識だった俺は参考にならんと思い、この人の動画を飛ばして別な人の動画を見た。するとその動画もまた次の動画もメティを真っ黒に焦がしていた。驚いていろいろ調べると、ネパールはメティを焦がして使ったりすることを知った。
今は札幌でも入手できるようになった生のカレーリーフ、手に入らなかった当時の本には「カレーの香りがする」とか書いてあった。そうなのか、とその時思ったが、良く考えるとそれならカレー粉なんか要らないのだ。しかし、これだけのために海外行きの取材費は出せないのはわからなくもない。
インドの定食はおかずを混ぜ混ぜして食う、というのも正解ではない。東インドのベンガル地方では米とおかずを混ぜて食べるが、おかずとおかずを混ぜることはしないそうだ。これを知ったのはつい最近だ。
こういった様々な事柄について自分をブチ壊すのは爽快感がある。
そして今週の限定は、そういったインドカレーの基本的な作り方をブチ壊したザ・初登場SS9ポークマサラ!パキスタンのカレー作りでよく見かける、インドカレーとは真逆の作り方だぜ!合わせる裏スープSSS3!
①スーパースパイシー9ポークマサラ
もともと裏メニューである、人気のスーパースパイシースープ9(SSS9)はこれを作るために合わせたマサラであります!。パキスタンの「カラヒ」という料理をアレンジしています。
良く知られているカレーの作り方と言えば、「まずホールスパイスの香りを移した油で玉ねぎをゴールデンブラウンに炒め…」ですが、これはまず肉を炒め、色づいたら生の玉ねぎやトマト、ヨーグルト、ホールスパイスとパウダースパイスを入れて煮込むと言う、良く知られているインド料理とは真逆の作り方であります。
ちょっとカレーをかじっている人には驚きの作り方ですが、パキスタンの方がアップしている動画を見ると、こういう作り方は頻繁に目にします。飴色玉ネギは必須ではなく、目指す味に応じて火入れをすればいい。
こうして出来上がったポークマサラは、際立った玉ネギの甘さがトマトの旨味を押し上げ、キラキラしたスパイス感の軽やかでフレッシュ感満載な仕上がり。ベイビー美味いぜ!一味違う限定をお楽しみアレ!ライスはつきません。420円
②ズッキーニの中東風ディップ
焼いたズッキーニを炒って挽いた白ゴマなどと合わせ、酸味と香ばしさが楽しいペーストにしてあります。ライスに合わせても良し。さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が加わるぜ! 120円
③スーパースパイシースープ3
いつものレギュラースープををオーバードライブさせたスパイス好きの為のスープ!口にするとと香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていきます。ヤミツキ。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!辛塩酸苦のクセになる味わい。スープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円。
⑤ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、赤唐辛子、パプリカ、コリアンダーを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロ旨味。120円ナリ。
⑥パクタレ
常連さんに人気のパクチーのタレ。
ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!
⑦ビーツディップ
甘みが出るくらいに炒めた玉ねぎとニンニクを茹でたビーツとジャガイモと合わせ、炒ったココナツや乳製品などを加え、鮮やかな色合いのディップにしてあります。荒砕きの黒胡椒と青唐辛子とレモン、ディル。クリーミーで美味いぜ!120円。
先日、売り切れ寸前で「まだありますか」と電話が来たので、一人前取っておいたが来なかったので食っちゃったぜ!「大丈夫」と返事をした人にはなんとか出すので、売り切れ看板が出ていても気にしないでおいでやす。休み明けの営業は12/11(月)より。経験値を上げて戻ってくるぜ!
と言うことで皆さま、良い週末を!(^。^)