さて、連休をもらい、ゆっくり休んでいたが、今日は今日で、また新しい味の試作をする。年に2.3回、アジアの国に出かけるが、その前にいろいろ下調べをしてターゲットを絞り、それを何度か作ってみてから現地に行く。で、現地で食べ、また帰国してから予習と実際の差異を埋めてく作業となり、それに合格した物が店のメニューとなる。困るのが、同じ料理でも店ごとに味が全く違ったり、歴史や宗教など、その文化的な背景をある程度知ったうえで作りたいので、錆びついた頭で勉強しなくてはならないことだ。しかし、これはフレンチとかイタリアンのシェフなら当然知った上で自分のエッセンスを加えているのであり、カレー屋の俺も、当然そうあるべきと考える。で、その作業がまた楽しいのだ。写真はプネーで食ったマトン・コールハープリ。ということで、明日からやるぜ!ザ・限定。ラム・コールハープリ!①ラム・コールハープリ大変複雑なスパイス使いの西インドカレーであります!!大都市ムンバイからプネーを通り、南下したところにコールハープルという町があります。なので、コールハープル風ラムカレーの意。注文すると、スパイシーだけど大丈夫か?と聞かれるくらい、スパイシーで香り高いのが特徴。あちこちで食べましたが、見事に各店味が違い、共通のベクトルを見つけて試作を繰り返しました。スパイスでマリネした肉を炒めタマネギ、トマトなどと合わせ、ナグケサーという珍しいスパイスや、スパイスとして白ゴマを使い、この地の、とても複雑なスパイス使いで作ったカンダラスンマサラを加えて煮込んであります。先日、入手困難なカシミリチリを手に入れたので、かなり本物に近づいた感。キワ立つ香りと複雑で鮮烈なスパイス感、ラムの旨み。ベイビー、やみつきになる美味さだぜ!が、辛いの苦手な方はご遠慮アレ。ライスに少しずつかけ、カレーやgop漬けと混ぜたり混ぜなかったりしてどーぞ!ライスはつきません。420円ナリ。②ズッキーニの中東風ディップ中東料理なんて出してるスープカレー屋はウチくらいかと思いますが、中東にはヒヨコ豆で作ったホムス、焼きナスで作ったムタバルと言ったペースト料理があり、ビタと呼ばれる平焼きパンにつけて食べたりします。gopバージョンは、余市に借りてる無農薬有機栽培gop農園のズッキーニを使用したオリジナル。ライスにつけ、そのまま食べたり、スープカレーやラム、ライス横のgop付けやパクタレを混ぜたり混ぜなかったり、いろんな組み合わせでお楽しみアレ。120円。③スーパースパイシー2メニューに載ってない裏メニュー。いつものスパイシースープはそれほどスパイススパイスした感じではないですが、コイツはレギュラースープをオーバードライブさせた、キレキレのスパイス使いのスープ。スパイスマニア必食!通常より辛く、香り高くなります。100円。④パクタレメニューに載ってない裏メニュー。バンコクの路上の店のタレをパクったパクチーのタレ。インドでいう、チャトニみたいな薬味となります。時折ほんの少しライスにつけ、他のカレーと合わせ、味変を楽しみます。広がるパクチーの香りと深み!しかも、無料!!!⑤ひらたけスリ狂時代から食べてる人が大喜びするヒラタケシメジを仕入れました。ベイビー、コイツは美味いぜ!なめこ、マイタケもあります。ひらたけ+なめことか、なめこトッピングは180円。このコンビ最強です!いつも通り、ラム、ディップ、スーパースパイシー、パクタレのセットは「オール」とスタッフまで。ということで、時折、アジアの料理に精通してるとか言われるが、全く分かってないことを自分で良くわかっているので、勉強の日々。ベイビー、進めるとこまで進めるぜ!ではでは皆さま、良い週末を!!(^。^)
コールハープリ!
2018年10月18日