変わりトムヤムとSSS5!

積雪で道路が大渋滞だが、こういう時に地下鉄というのは実に優秀な交通手段だなぁと思う。

俺が幼少時に育った東苗穂には地下鉄の試験場があり、俺たち仲間の遊び場になっていた。

確か1972年の札幌冬季オリンピックに向けて作られ、その後路線が伸びたり増えたりしたが、俺はまだ琴似駅が最終の時によく利用していた。そして、最終駅に着く時は「曲線部」を通過することが時々あった。

最終駅を避けるように迂回するからだと思うが、昔の琴似駅は今の宮の沢駅よりも激しく、一番後ろの車両から先頭車両が見えなくなるほどに曲がるのである。

時はツッパリ世代。俺が椅子に座っているとボンタンにリーゼントのツッパリが乗ってきて俺にガンを飛ばし、一度視線を俺の足元に下げてはまた上げ、口を半開きにしたまま「ア?」という顔をした。典型的・模範的な動きである。

その後彼は口を開けたまま、ドアに顔を向けてズボンをムリに広げるようにポケットに両手を突っ込んで立っていたが、しばらくすると「曲線部を通過します。揺れますのでご注意ください」とアナウンスが入った。

奴は相変わらず同じ姿勢で左右にユラユラ揺れながら立っていたが曲線部に入った瞬間、そのままの姿勢で全身を何回も激しくドアにブチ当てていたぜ!元気かなあいつ。

ということで今週のザ・限定は変わりトムヤム!いつも酸味はレモンで付けているが、今回はかぼすと橙、そして刻んだ皮も使い、タイ料理屋ではまずやらない胡麻油も使用してるぜ!そう、ウチはインド料理屋でもタイ料理屋でもない、gopのアナグラだ。

かぼすと橙はレモンよりももっと複雑な味と香りを添え、胡麻油とトムヤムの組み合わせの妙は、かつて出していた超人気「とりめん」を食べた人なら知っているだろう。ベイビー美味いぜ!合わせる裏スープは複雑なSSS5!

①トムヤムプラー ナムサイ かぼす・橙・胡麻油バージョン!
さてさて、タイの有名なスープの登場!
海老(クン)入りが有名ですが肉やシーフードのものもあり、これは魚(プラー)入りのトムヤム。

レモングラス、こぶミカンの葉、ショウガよりももっとドライなカーなどのハーブを煮出して複雑な香りを立て、そこに魚、キノコ類やナムプラー、トマトなどの旨味が加わります。

コイツにさらに香り高いかぼすや橙の皮と果汁、胡麻油なども合わせ、いつもより複雑な味と香りに仕上げてあります。

立ち上るハーブの香りと辛味、きゅっとした酸味と深い旨味。後味に広がる柑橘と胡麻油。

ナムサイは辛さと酸味がダイレクトに味わえる、すっきりとした味わいの澄ましトムヤム。ベイビー、美味いぜ!今回はパクチー入らず小ネギバージョン!420円

②ヒヨコマメの中東風ディップ
中東ではペースト料理が広く食べられていますが、コイツはgop風のディップ!!
ライスに合わせても美味いですが、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べるとクリーミーな風味が加わるぜ!120円

③スーパースパイシースープ5
16種類のスパイスを合わせた、スパイス好き向けの、gop屈指のめちゃくちゃ複雑な香りのマニアックなスープ!高域のスパイス感が増幅され、フィニッシュに甘みと快い苦みと独特の香りが抜けていきます。100円。

①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤パクタレ
人気のパクチーのタレ。ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!

⑥ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに優しく華を添えます。120円ナリ。

⑦ビーツディップ
茹でたビーツに炒め野菜や炒ったココナツ、乳製品などを加えて鮮やかな色合いのディップにしてあります。他のディップとは別のベクトルの、クリーミーさと味の深さが加わるぜ!120円

今回は柑橘の皮も使用しているが、みかんの皮を干すと「陳皮」というスパイスになるし、タイ料理ではカレーペーストを作る時にこぶみかんの皮を使ったりする。

日本でも柚子胡椒なんかは柚子の皮を使うし、汁もの等に柑橘の皮を入れると爽やかな香りが加わる。オタノシミアレ!

と言うことで皆さま、良い週末を!(^。^)

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