さて、10月。道端のナナカマドの実も赤く色づき始めた。でも俺は色付かない…なぜだ
…
客「何言ってるんだ貴様は」
コロナは収まってきたが海外はまだ遠いので、11月末から12月頭にかけ東京・金沢・富山のカレーツアー計画を立て始めた。
特に富山県の射水市は「イミズスタン」と呼ばれ、中古車売買のパキスタンの人たちが多く、同胞向けのパキスタン料理屋が多いのだ。
そんな料理を、日ごろから食べなれてる富山のカレー食いのレベルは物凄く高く、ぜひ一度行かないと、と思っているのである。
ということで、今週のザ・限定はヒサビサ登場!ビーフニハリ!
牛骨と牛すね肉を、とにかく煮込む。今回は煮込んで冷まし、煮込んで冷まし、3日間煮込んであるぜ!写真は小麦粉を加える前。合わせる裏スープSSS3!
①ビーフニハリ
さてさて、インドやパキスタン、バングラデシュなどのムスリム料理、ニハリの登場!
長時間煮込んだ、スパイスシチューのような食べ物だぜ!これは美味い上に面白いぞ!
宗教による食のタブーは興味深いもので、インドの多数の人が占めるヒンドゥー教は牛を食べません。しかし、この料理はムスリムの料理なので、彼の地では珍しく、牛も使うのです。
そして!バリエーションはいろいろありますが、ニハリはカレー粉と小麦粉で作る英国由来の日本式カレーのように、小麦粉でトロミを出すのです。
牛骨と表面を焼いた牛すね肉をフライドオニオンや炒めたにんにく生姜、スパイスで柔らかくなるまで長時間煮込み、骨髄を取り出して煮込み、オリジナルのニハリマサラと小麦粉でまったりと仕上げてあります。
大変旨みが強く油も多めですが、レモン漬けの生姜ですっきり食べることができます。ベイビー、美味いぜ!
単品でも美味いですが、ライスに少しずつかけ、スープカレーや他の副菜と合わせ、味変してオタノシミアレ!ライスはつきません、450円。
②ズッキーニの中東風ディップ
中東のディップ料理、gopバージョン!
焼いたズッキーニを、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、酸味と香ばしさが楽しい、クリーミーなペーストにしてあります。
ライスに合わせても美味いですが、さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が広がり、実に美味いです。 余市のgop農園産のズッキーニは無農薬有機栽培。 120円
③スーパースパイシースープ3
レギュラーのスパイス感をオーバードライブさせたスパイス好きの為のスープ!
香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていき
ます。ヤミツキ。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
混ぜて楽しい味変アイテム、インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!
味は強めに仕上げ、辛塩酸苦のクセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤パクタレ
パクチーやにんにく、ナムプラー等を合わせ、ペーストにしてあります。
少量で効くので、ほんの少量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ。
⑥ヨーグルトのトルコ風ディップ
水切りしたヨーグルトにニンニク、ミント、唐辛子、甘酸っぱいざくろのビネガー「ナール・エキスィシ」などを加えて作っています。その味は濃厚でクリーミー。メチャウマ!!
そのままライスと食べても美味いですが、スープカレーや他の副菜と合わせると味がとても深くなります。
いろんな組み合わせでオタメシを!!120円。
さて、カレーツアーに行くのはいいが、その前に行きたい店のメニューを調べ、それが一体どういう食べ物なのか勉強しなくてはならない。なんせ札幌では食べられないもの、知らないものが山ほどある。
昔はそんなに勉強好きではなかったが、こういうことは苦にならない。
きっと、仕事で店はやっているが、俺にとっては趣味なんだろうなぁ。
ということで皆さま、良い週末を!(^。^)