現在着ているコートは、BOOKOFFで買ったものだ。
なんか軽く羽織れるものはないかと見ていると、確か300円代の値札が付いた、一見ダ
ウンを使っているように見えるものを発見した。激安。
あまりの安さに喜びの感情が爆発し、ついつい口元が緩むのであるが、このコートが一見ダウンを使っているようで全く使っていないので、実に寒い。まぁあの値段なので文句はない。
先日、店が終わったのでこのコートを着込んでバスを待っていた。乗り込んだバスは空いており、一人掛けの席に座った。そして座った時点から、なんだか違和感を覚えていた。
この違和感はいったいどこから来てるのかと周りを見回すと、前の席に座っているおじさんの頭なのだった。何かがおかしい。
頭の一部のエリアの髪の毛が見事に平らに潰れている。どう説明していいのかわからないが、膨らんだ風船を三角天井にに押し付けたような感じで、上弦の半月のような見たことも無いような斬新なヘアスタイルになっていた。
特筆すべきはその位置で、普通の寝ぐせなら脊髄に並行した後頭部が平らになると思うのだが、彼の場合はもう少し中心点が頭頂部寄りになっていた。
これはいったいどういう事なんだろうと思った俺は枕について調べた結果、三角形の枕を発見した。「抗菌機能レザー採用」だそうだ。彼の枕はきっとこれだろう。もしくはヨガの達人か。ま、いいんだけど。
などとスッキリしたところで、今週のザ・限定はムスリムの煮込み料理、ヒサビサのビーフニハリ!今回は牛スジで作ったぜ!きっちりスパイシーだけどまったりとした深い旨味。
インドではダシを取る文化が無いとか日本のカレーのように小麦粉でトロみをつけない、などと読んだことがあるが、そんなことはない。ニハリは両方やる。コイツに裏スープはSSS2を合わせるぜ!
①ビーフニハリ牛スジバージョン
さてさて、インドやパキスタン、バングラデシュなどのムスリム料理、ニハリの登場!長時間煮込んだ、スパイスシチューのような食べ物だぜ!これは美味い上に面白いぞ!
宗教による食のタブーは興味深いもので、インドの多数の人が占めるヒンドゥー教は牛を食べません。しかしこの料理はムスリムの料理なので、彼の地では珍しく牛も使うのです。
そして!バリエーションはいろいろありますが、ニハリはカレー粉と小麦粉で作る英国由来の日本式カレーのように、小麦粉でトロミを出すのです。写真は小麦粉を加える前。
牛骨と表面を焼いた牛スジ肉をフライドオニオンや炒めたにんにく生姜、スパイスで柔らかくなるまで長時間煮込み、骨髄を取り出して煮込み、オリジナルのニハリマサラと小麦粉でまったりと仕上げてあります。
大変旨みが強く油も多めですが、レモン漬けの生姜ですっきり食べることができます。ベイビー、美味いぜ!
単品でも美味いですが、ライスに少しずつかけ、スープカレーや他の副菜と合わせ、味変してオタノシミアレ!ライスはつきません、450円。
②ヒヨコマメの中東風ディップ
中東ではペースト料理が広く食べられていますが、コイツはgop風のディップ!!
ライスに合わせても美味いですが、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べるとクリーミーな風味が加わるぜ!120円
③スーパースパイシースープ2
裏メニュー。いつものスープをスパイスでオーバードライブさせた、香り高いスープ!カルパシなんかも使った、複雑な抜けるようなスパイス感。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤パクタレ
人気のパクチーのタレ。ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!
⑥ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに優しく華を添えます。120円ナリ。
⑦ビーツディップ
茹でたビーツに炒め野菜や炒ったココナツ、乳製品などを加えて鮮やかな色合いのディップにしてあります。他のディップとは別のベクトルの、クリーミーさと味の深さが加わるぜ!120円
先週「マツコの知らない世界」の再放送があり、げげ、また開店から閉店まで大行列の怖ろしいことになるかと思ったが全然大したことなく一安心。あまり混むと常連に怒られる。
ウチのカレーが生活の一部になっている人たちが沢山いて、とても嬉しい。明日からまた、1つ1つの仕事を今まで積み上げてきた経験を総動員してカレーを作るぜ!
と言うことで皆さま、良い週末を!(^。^)