トムヤムプラーとSSS3!

さてさて、店も旅行で立ち寄る人が増えてきた。

俺は専門が東南アジア・南アジアなので、暑いのが苦手なのに勉強のために行かなくてはならない。カレー好きの中には外国へ行ってみたいと思う人も多いだろう。

インドはメチャクチャ面白いが、この年になるとキツくなってきた。そこでオススメするのがマレーシアだ。
俺はタイ料理が大好きなのだが、カレーはマレーシアの圧勝だ。

理由として、インド到着は夜半過ぎになるが、マレーシアは夕方には着く。

マレー系、中華系に次いでインド系人口が多いため、北インド料理からバナナリーフライス、軽食、好きなおかずを選べる総菜屋まであるし、マレー料理、中華など一通り食える。文字表記もアルファベットなので、なんとなくわかる。

交通手段も整備されていて超便利。空港からバスでKLセントラルまで行くと、そこはもうインド人街がある。

地元の人の行く超キタナイ市場もあるし、超オシャレなファッションビルもある。

暑いのは嫌いだが、日本で全く飲まないコーラがやけに美味く感じるのが東南アジア。そして暑いのに、あの熱くてめっちゃ辛くて酸っぱいタイのスープを、汗まみれになって食いたくなるのが不思議。

なので、今週はタイの有名なスープ「トムヤム」やるぜ!シンプルな澄ましトムヤムに、旨味の強いタイの調味料「ナムプリック・パオ」を使ったバージョン!

スッキリしながらも複雑な味わい!
合わせる裏スープはSSS3!

①トムヤムプラー ナムサイ+ナムプリック・パオver.
さてさて、タイの有名なスープだぜ!
今回は魚(ナムプラーのプラー)入りのトムヤム。
ココナツミルクを入れたナムコン(こってり系)もありますが、今回はナムサイにナムプリック・パオを使い、旨味、甘み、複雑さをアップしたバージョン!

レモングラス、こぶミカンの葉、ショウガよりももっとドライなカーなどを煮出して複雑な香りを立て、そこに魚、キノコ類や玉ねぎ、トマトなどの旨味が加わります。

辛味はプリックキーヌーと呼ばれる小型の唐辛子。さらにナムプラーの旨味を加え、レモンの酸味で締めてあります。

立ち上るハーブの香りと辛味、きゅっとした酸味と深い旨味。
ナムサイは辛さと酸味がダイレクトに味わえる、すっきりとした味わいの澄ましトムヤム。ベイビー、美味いぜ!

仕上げにパクチーで香りを複雑にしていますが、苦手な人は「パク抜き」とスタッフまで。オタメシアレ!420円

②ヒヨコマメの中東風ディップ
ヒヨコマメを煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。
ライスに合わせても美味いですが、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べるとクリーミーな風味が広がり、ベイビー美味いぜ!120円

③スーパースパイシースープ3
レギュラースープををオーバードライブさせたスパイス好きの為の裏スープ!
香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていき
ます。100円。

①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!マスタードとヒングで香りを付けた油でにんにくと生姜、大根を炒め、スパイスとレモン汁を加えてあります。

辛塩酸苦がクセになり、一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤ヨーグルトのトルコ風ディップ
水切りしたヨーグルトにニンニク、ミント、唐辛子、甘酸っぱいざくろのビネガー「ナール・エキスィシ」などを加え、濃厚でクリーミー!!

そのままライスと食べても美味いですが、スープカレーや他の副菜と合わせると味がとても深くなります。いろんな組み合わせでオタメシを!!120円。

⑥パクタレ
パクチー好きに大人気な、バンコクの路上鍋屋のタレをパクったもの。
ほんの少しだけライスにつけ、スープカレーや副菜と合わせて食べると、広がる香りと旨味!大オススメ。60円。

ということで、開店時は並んだりもするけど、ちょっと時間をずらせば楽勝で入れるぜ!この暑いのに並ぶほどの店でもない。

しかし、今年になって火加減のポイントをつかんだので、スパイスの香りの立ち方は飛躍的に良くなった。客へのお礼は腕を上げて返す職人でありたい。

ということで皆さま、良い週末を!(^。^)

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