ザ・初登場、ポークアチャーリとSSS7!

さてさて、暑い日が続くが、多分あと2週間くらいの辛抱だぜ!

客「お前が一番ヤられてるだろ」

ま、トシだからな。
ということで、今週のザ・限定は、酸味を使った新作で、キミらの食欲をケモノにするぜ!

ウチみたいな店に来る人たちは、自宅でカレーを作る人も多いが、聞くと味にもう少し深みが欲しい、という人が多い。

そういう時に、ほーんの少しだけ酢を加えてみると、あな、おそろしや。
とたんに味わいが深く、柔らかくなるぜ!オタメシアレ!

アジアやインドの料理の酸味は、トマト、ヨーグルトををはじめ、柑橘類、タマリンド、コクム、アムチュール、ザクロの種、酢など色々あり、酸っぱい料理も本当にたくさんある。

酸っぱいカレーで有名なインド西側の町ゴアの、ポルトガルの影響を受けて生まれた「ビンダルー」は凄く面白い。なんたってインドに沢山いる、ムスリムの人たちには食べられない、豚肉や酒、酢を使う。

これはどういうことかと言うと、ゴアは、レコンキスタによってイスラム勢力を追い払ったキリスト教国、ポルトガルが統治していた地域だからだ。

最近はイスラム教の人でも食べられる酢があるそうだが、キリストの血はワインなのだから、酒は当然OKだし、豚肉のタブーもない。

世界史をカレーで追ってく授業なんてあれば、俺ももっと勉強したのにな。いや、やらなかったかな。

というワケで、今週のザ・限定は新作ポーク・アチャーリ!これはいいぞ!
そして、今までと全く違う味わいの裏スープ、SSS7が、ザ・登場!

①ポーク・アチャーリ
さてさて、酸味のある豚カレーと言えば、ゴアのポークビンダルーが有名だが、gopで
はアチャール(ざっくり言うとインドの漬物)に使用するスパイスを使った、ポークアチャーリだぜ!

ハイデラバードで食べたものはグレービーが重たく、かなりヘビーな味わいでしたが、全体のバランスを考えて少し軽めの仕上がりにしています。

マスタード、唐辛子やメティ、フェンネルなどのスパイスをを炒ってパウダーにし、ヨーグルトとマリネした豚バラを、水を加えず、炒めた玉ねぎやトマトで煮込んであります。

酸味はアムチュール(未熟なマンゴーの粉)、レモン、ヨーグルト、鮮やかな赤い色はカシミリチリを使用。
ベイビー、美味いぜ!

ゴマのように見えるのは、わざとホールのまま入れた、独特の存在感のあるカロンジ。土のような香りや苦みがあり、全体を複雑にしてくれます。

スープカレーや他の副菜と合わせて味変しつつ、いろんな組み合わせで楽しめる
ぜ!ライスはつきません、420円ナリ。

②ズッキーニの中東風ディップ
中東には、ヒヨコマメや焼きナスでペースト状のような料理が広く食べられていますが、いよいよこの季節!gop農園の無農薬有機栽培ズッキーニを使ったオリジナルのディップ!

焼いたズッキーニを、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。

ライスに合わせても美味いですが、さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が広がり、実に美味い!余市のgop農園産のズッキーニは無農薬有機栽培。 120円

③スーパースパイシースープ7
メニューに無い裏スープ。今回はシンプルなスパイス使いだぜ!

突き抜ける爽やかな辛味と、柔らかく浮かんでくる柑橘のようなコリアンダーシードの香り!レギュラースープ味を保ちつつ、高音部をブーストしたような、昔からのファンが喜ぶキレ。

香りのいい唐辛子ガッツリ使用。ヤバい。ヤミツキ。100円。

①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
混ぜて楽しい味変アイテム、インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!
マスタードとヒングで香りを付けた油でにんにくと生姜を炒め、ローストしたメティ、マスタード、ターメリック、赤唐辛子、大根を加え、レモンで酸味をつけてあります。

味は強めに仕上げ、辛塩酸苦のクセになる味わい。
一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤パクタレ
元々はバンコクの路上鍋屋のタレをパクったもの。
パクチーやにんにく、ナムプラー等を合わせ、ペーストにしてあります。

少量で効くので、ほんのマッチ棒の頭程度の量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!パクチー好きにはたまらない、味と香りだぜ!60円ナリ。

先日、暑くて何もしたくなり、宮部みゆきの本を読みだしたのが止まらなくなり、ほとんど持ってる彼女の本を次々と読み返している。実に面白い。凄い作家さんだな、マジで。

ということで、皆さま、良い週末を!(^。^)

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