生タイムのSS4ポークとSSS9!

さて、夏場は軽快に気分良くバイクで店まで来るのだが、この時期になると俺は身を竦めてバスで店を行き来することになる。

なぜかと言いますと毎日大量のスパイスを扱っている事で、俺には徹底的にカレーの匂いが身に沁みついているからだ。

カレーの匂いというのはそれがどんなに微かなものであっても、ここ日本ではほぼすべての人に「あ、カレーの匂いだ」と認識される。カレーを食べたり作ったりしない限り、日常生活には存在しない香りだ。

バスに乗るとJKが「なんかカレーの匂いする」と話していたり、エレベーターでは「チキンカレーの匂いがする」とか具材まで当てる凄い嗅覚の持ち主がいたりすることが多々あり、その度に俺は小さくなるのだ。

バスの運転手をしているお客ちゃんには「乗ってきたらすぐわかる」と言われたし、1度は前の席に座ってた女性がいきなり振り向き「カレー食べてきました?」と聞かれたことがあった。カレー屋やってまして、と答えると後日、食べに来てくれた。

凄腕イタリアンシェフ、デッラアモーレの吉川さんなんかは「カレーでいいじゃないですか。僕なんかニンニクですよ」と言っていた。ナルホド、餅は餅屋だ。

客「ぜんぜん意味違うんだけど」

ということで毎日肩をすくめてバスに乗りつつ、今週のザ・限定は生タイムガッツリ入りSS4ポーク!ウチの生タイムがまだあるので、ハーブ系のSS4マサラに合わせるぜ!

そしてこれまた面白い、新しいベクトルのスーパースパイシースープ9が初登場!写真はイスタンブール、エジプシャンバザールのスパイス屋。

①SS4ポークマサラ 
SS(スーパースパイシー)はそれぞれにスパイスの配合を変えたマサラを使う、大人気
のシリーズですが、中でも4は異色。

タイムやミントなどのハーブも加えた、中東のスパイスミックスを参考にした、その他の南アジア系SSと味も香りも全く違う組み立てになっています。

ではそのトルコ由来のマサラを使って、ムスリムの人が食べないポークマサラを作ろう、と思いましたぜ!今回は我が家の生のタイムもたっぷり加えたバージョン!

スパイスとレモン、ヨーグルトでマリネした豚肉をトマトで煮込み、トドメにSS4マサ
ラで仕上げてあります。ヨーグルトの語源はトルコ語の「ヨウルト」だそうで、今回は多めに使用。

使用スパイスは他のSSに比べて少ないですが、その分香りのコントラストが際立ち、豚肉の甘みと絡んで今までにない面白い仕上がり。口に残るハーブの香りがポイント。ベイビー美味いぜ!

ライスに少しずつかけ、スープカレーや他の副菜と合わせて混ぜて食べると、かなり遊べます。ライスはつきません、すまん。420円。

②ズッキーニの中東風ディップ
焼いたズッキーニを炒って挽いた白ゴマなどと合わせ、酸味と香ばしさが楽しいペーストにしてあります。ライスに合わせても良し。さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が加わるぜ! 120円

③ザ・初登場!スーパースパイシースープ9 裏メニュー。シンプルな構成のSSS9は、音で言うとSSS7が主に高音域をブーストさせるのに対し、低音から高音までバランス良くオーバードライブさせ、強く深い味わいになります。そして長く残るスパイスの余韻!オタメシアレ!100円。

①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!辛塩酸苦のクセになる味わい。スープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円。

⑤ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、赤唐辛子、パプリカ、コリアンダーを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロ旨味。120円ナリ。

⑥パクタレ
常連さんに人気のパクチーのタレ。
ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!

⑦ビーツディップ
甘みが出るくらいに炒めた玉ねぎとニンニクを茹でたビーツとジャガイモと合わせ、炒ったココナツや乳製品などを加え、鮮やかな色合いのディップにしてあります。荒砕きの黒胡椒と青唐辛子とレモン、ディル。クリーミーで美味いぜ!120円

その他、茨城×カレーシティさっぽろのコラボでれんこんのピックルとシャキシャキ
gop漬けがサービスで付きまーす。なくなったらおしまい。

れんこんをタダで提供して
くれた茨城県さん太っ腹。俺も最近は腹のニクが邪魔で仕方ないのだが。

と言うことで皆さま、良い週末を!(^。^)

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