丸鶏スープのミーンコロンブ香味油スペシャルとSSS7!

先日サラリーマン時代の話がウケたので、別な話でも書いとくか。誰も信じてくれないが、これでも俺はスーツにネクタイで真面目に働いていたのだ。

小樽の硝子屋の店長をしていたのだが、ちょうどバブルの時代だったので仕事は激烈に忙しかった。

俺の部下はバリバリ仕事がデキる優秀な人たちだった上に、その8割方は女性でみんな
凄く可愛くて性格も良く、時折、スタッフメンバーでスキーに行ったり飲みに行ったりしていた。

月に一回ほど売り上げを上げるための会議を開いていた。しかし出てくる意見と言うのはディスプレイ替えとか商品の配置換えとかの決まりきったものしかなく、斬新な意見がなかなか出てこない。

売り上げを上げるための会議なのに、もしかしたらみんな「売り上げ」とは何か考えてないんじゃないかと思った俺はこう言った。

「いいか、価格1000円の商品が10人の客に売れたので、今日の売り上げは1万円。こう
いうことだよな?」
「はい」
「単価×客数が売り上げだろ?だったら、単価を上げるか客数上げるか両方上げるかし
かないだろ。その方法を考えようって言ってんだよ」

と言うと、あ、そうかという顔になり補充体制の見直しとか、カウンター作業の効率化などの新しい意見が出てくるようになった。さすが自慢の部下たちだ。飲み込みが早い。

鶏肉を煮込むと美味しいチキンスープができるが、そこにスパイスミックスを加えると、途端にカレーに変わる。なので俺はカレーのキモはスパイスと考え、それを大切に考えてカレーを作る。

もっともベーシックな根っこや幹みたいなものだけしっかり捉えておけば、葉っぱや花はそれに沿って勝手に伸びる。そのキモが店や人によって違うので、いろんな味があって面白いのだ。

ということで、今週のザ・限定はヤバいぜ!先回大評判だった干し魚の香味油を使ったミーンコロンブの丸鶏スープバージョン!合わせる裏スープはドシンプルなSSS7!

①ミーン・コロンブ 丸鶏スープVer.干し魚の香味油スペシャル
さてさて、みんな大好きミーン・コロンブ!大人気の南インドの魚(ミーン)のカレーであります!香りの良い唐辛子やスパイスをローストし、パウダーに挽いて、魚を煮込んであります。

酸味はトマトとタマリンド。gopでは酸味を少なくココナツを使わず、軽めに仕上げて
あります。キラキラしたスパイスの香り!
いつもは水で煮込むのですが、丸鶏のスープストックを使ったバージョン!!

丸鶏スープを使うと、スパイスの立ち上がりがソフトに、そして遅くなり、強い旨味の後にスパイスが柔らかく広がっていきます。

そして激烈な威力の香味油!旨味のフィニッシュが長く続きます。今回はマッチングを考えて、パクチー使わずニラバージョン

単体でも凄く旨いですが、スープカレーや副菜と合わせるとさらに複雑な味わいになる、オタメシアレ!
すこしずつライスにぶっかけ、混ぜて食いたまえ。限定、420円

②ヒヨコマメの中東風ディップ
ヒヨコマメを煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。ライスに合わせたり、時折スープカレーを合わせ味変しながら食べるとクリーミーな風味がプラス。120円

③スーパースパイシースープ7 裏メニュー
使用スパイスは3種類のみ。ツウ好みのシンプルなSSS7!
コイツがレギュラースープのいいトコのみをブーストし、オーバードライブさせてくれるぜ!100円

①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤ヨーグルトのトルコ風ディップ
水切りしたヨーグルトにニンニク、ミント、唐辛子、甘酸っぱいざくろのビネガーなどを加えた濃厚でクリーミーなディップ!!味変アイテムとして合わせると、味がとても深くなります。120円。

⑥パクタレ
人気のパクチーのタレ。
ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!

⑦ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに優しく華を添えます。120円ナリ。

いい年になった当時の部下たちとは未だに付き合いがあり、時々ウチの店で飲んだりしている。

それまではダラダラと飲んでいるのに、そろそろ帰るかと言う話になるとみんな一斉に立ち上がり、周りの動きを見て効率的に自分の動きを判断し、あっというまに片づけが終わる。こいつら変わんないなぁ。

ということで皆さま、良い週末を!

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