かなり前の話だが、ある日彼女が俺の部屋の床の雑誌類の下から何かを引っ張り出し「ねぇ、何これ」と俺に聞いた。
いつからそこに存在していたのか、それは真っ黒で平ぺったくカチカチでグローブのような大きさと形をしていた。
一体これは何だろうかと思ってしげしげと観察した後、俺は断言した「あ、それはね、バナナだな」
その瞬間、彼女は悲鳴を上げて元バナナを放り出したが、俺はこういった小さなことを緻密に覚えているタイプの人間なのである。
そして先日、このことが脳裏に浮かんだせいか、面白い事を思いついた。今週来週のgopは凄いぜ!タイプの違うカシミリチリの饗宴!2週続けてくることをオススメするぜ!
今週のザ・限定はカシミリグリーンチリポーク!昨年収穫した冷凍モノ使用。カシミリチリは希少でしかも青唐辛子状態のモノなんてまず出回っていない。大変香りが良く大人気だぜ!
そして来週は、ほぼ同じレシピで完熟して乾燥させたカシミリレッドチリを使い、生の青と乾燥赤で味にどんな違いが出てくるのか、ワクワクする味比べをしてみようじゃないか!
カシミリチリの本数から換算すると、希少なカシミリチリを両方とも130個ほど使う。自家栽培だからできるが、こんな贅沢な使い方をするカレーはおそらく国内ではウチしか食えない。オタノシミアレ!
合わせる裏スープはバランスのいいSSS3!粗挽きラムキョフテは5人前。にんにくの芽もあるぜ!
①超激レア! カシミリ・グリーンチリポーク
さてさて、今回の超限定!緑色のカシミリチリを使ったカシミリ・グリーンチリポーク!
美しい色合いと風味の高さ、そして辛味の少ない赤い乾燥カシミリチリは日本では手に入らずわざわざインドまで買いに行っていましたが、ここ数年でやっと東京あたりでパウダーを入手することができるようになりました。
しかし今回はさらに希少な、完熟していない余市のgop農園で種から育てた緑色のカシミリチリを使用。ベイビー、激レアだぜ!
軽く炒めた玉ネギやにんにくショウガに、豚肉やスパイス等を合わせ、仕上げにカシミリチリをピューレにしたものを加えて煮込んであります。
干すとシワシワのカシミリチリですが生だとツヤツヤで、グレービーにフレッシュな旨味と香りが溶け込み、そして辛味が少ないとはいえ大量に使っているので抜けるようなシャープな辛味が楽しめます。
そのままライスと合わせても美味いですがスープカレー他副菜と合わせたり、レモンとも相性がとてもいいのでライス横のgop漬けに合わせるのも大吉であります!オタメシアレ!
自家栽培の生カシミリチリをタップリ贅沢に使用。420円ナリ。
②ヒヨコマメの中東風ディップ
ヒヨコマメを中東のフムスのようにペーストにしてあります。イロイロ味変しながら食べるとクリーミーな風味が広がるぜ!オタメシアレ!120円
③スーパースパイシースープ3
レギュラースープををオーバードライブさせたメニューに載ってないスパイス好きの為の裏スープ!香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていきます。ヤミツキ。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤パクタレ
人気のパクチーのタレ。ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!
⑥ナスと鰹節のピックル
スパイス油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに優しく華を添えます。120円ナリ。
⑦ビーツディップ
茹でたビーツに炒め野菜や炒ったココナツ、乳製品などを加えて鮮やかな色合いのディップにしてあります。粗びき黒胡椒と少量の青唐辛子とレモンで味を引き締め、ディルの香りをプラス。他クリーミーさと味の深さが加わるぜ!120円
⑧にんにくの芽
余市産にんにくの芽をスープカレー用マサラを溶かし込んだ特性スパイスオイルで炒めてあるぜ!国産モノは希少で香り良し!120円
ちなみにスパイスオイルはSSSにも入れているが、鍋に入れ、焦げないように少量の水を加えたスープカレーマサラにアツアツの油を流し入れて1日放置して濾したもの。華やかな香りがするぜ!
毎日、自前のハコで芸をお見せしてお足を頂くこの仕事。頭を使うのが面白い。
ということで皆さま、良い週末を!(^。^)