先日、部屋の片隅から石膏かなんかでできた歯形が出てきた。言わずと知れた俺の歯形である。
なんでそんなものがあるかと言いますと、以前に歯医者で治療のため型を取ったのだが「それどうするんすか」と聞いたところ捨てると言われたので、シャレオツなお部屋のインテリアにしようかと「くれ」と言ってもらってきたままほっぽり出していたのだ。
一瞬店にでも飾ろうかと思ったが、さすがにそれはやりすぎだろうと思い、捨て腐ったぜ!
そしてまたまた先日、ヒングの在庫はあっただろうかとあちこち探しているとナゾのマサラを発見した。全く記憶にない。
これはなんだろうと中を見ると、ニューデリーのチャイ屋のタグがあった。俺はニューデリーでスパイスは買っていないので、もしかしたら水野仁輔さんあたりからもらったものかもしれない。
味見をするとどっしりとした味の厚みがあり、強い苦みの後に湧き上がるように辛味がやってくる。
試しにスープカレーに入れてみると苦みは消え、香りは異なるがSSS9のよ
うなブ厚く強い味わいになることが分かった。面白い。名付けてスーパースパイシーX Pro!なにがProかわかんないがこれはいいぜ!
ということで今週のザ・限定はgop農園産の万願寺唐辛子を使ったグリーンチリポーク・万願寺唐辛子Ver.!
スパイストヨーグルトでマリネした豚肉をピューレにした香り高い万願寺唐辛子で煮込んである。
辛味のほとんどないコイツに裏スープのスーパースパイシーX Proを合わせ、さらに飛びたい人はハラペーニョディップ!今週はこれで攻めるぜ!ヒラタケもありまーす!

①グリーンチリポーク・万願寺唐辛子Ver.
さてさて、インドの希少な緑色のカシミリチリ・グンドゥチリを使ったグリーンチリポークは大評判でしたが、その第三弾は日本の在来品種の京野菜、万願寺唐辛子バージョン!
現在、日本は年間1万tの唐辛子を輸入しているそうですが、かつては5千tを輸出する輸出主要品目だったそう。
唐辛子と言えば「辛い!」イメージですが、ナス科トウガラシ属にはいろいろあり、ピーマンなどは辛くない唐辛子。炒ってマサラを作る時やカレー作りの際に油で炒めたりすると、メチャメチャいい香り!
国産トウガラシのアミノ酸成分の含有量は輸入物と比べて高く、旨味が強いそうです。
在来品種の万願寺唐辛子は大きく肉厚で甘みがあって辛味がなく、柔らかくて焼いただけで主役になれる実力者ですが、グリーンチリポークでは、軽く炒めた玉ネギやにんにくショウガに、豚肉やスパイス等を合わせ、仕上げに万願寺唐辛子をピューレにしたものを加えて煮込んであります。
グレービーに万願寺唐辛子ののフレッシュな旨味と香りが溶け込み、ベイビー、ヤバいぜ!
そのままライスと合わせても美味いですがスープカレー他副菜と合わせたり、レモンとも相性がとてもいいのでライス横のgop漬けに合わせるのも大吉であります!オタメシアレ!420円ナリ。
②ズッキーニの中東風ディップ
焼いたズッキーニを煎った白ゴマ、ニンニク等と合わせてペーストにしてあります。時折薬味として味変しながら食べるとクリーミーな風味が加わり、ベイビー美味いぜ!120円
③スーパースパイシースープX Pro
レギュラースープをオーバードライブさせる裏スープ!なぜ店にあったのかわからないナゾのマサラを発見したので無くなったらおしまい。いつものスープが熱く激しくなるぜ! 100円
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤バジタレ/パクタレ
大人気の香り高い味変アイテム。少量をライスに付けスープカレー他副菜と合わせるとヤバいぜ!60円
⑥ナスと鰹節のピックル
スパイス油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。カレーに優しく華を添えるぜ!120円ナリ。
⑦ビーツディップ
茹でたビーツに炒め野菜や炒ったココナツ、乳製品などを加えてディップにしてあります。他のディップとはまた違ったクリーミーさと味の深さが加わるぜ!120円
⑧冬瓜のトロトロ煮
農園冬瓜をチキンと一緒にスパイスで煮込んであります!大人気。口の中で溶けるぜ!60円
⑨ハラペーニョのディップ
ガツンと強烈な辛味と旨味。スプーンが止まらなくなる。コイツはヤバいぜ!120円
そろそろまた旅行に行きたい熱が出てきてイロイロ検討中。やっぱコロナで中止したネパールかなぁ。帰りはタイに寄って一休みして帰ってきたいトコロ。円が安いと海外旅行はなかなかキツいので、上がってくれると助かるんだけどなぁと思うぜ、場末のカレ
ー屋としては。
ということで皆さま、良い週末を!
