何故なのか、日常的に何故か結構面白い光景を目撃することが多い気がする。
ある時は振り向いた先で知らない人が爆発的なくしゃみをしたり、またある時は、冬道の横断歩道を歩く物凄くキレイな女性が足を滑らせ、突然宝塚歌劇団の大スタアのようなポーズになったりするのを楽しんで見ている。
ある日、小樽でサラリーマンをしていた俺は、本部と呼ばれていた事務所に向かうためにドアを開けて下屋と呼んでいた緩い三角屋根のプレハブを抜けると、屋根の上にクリハラさんがいた。
どうもスノーダンプで下屋の屋根に積もった雪を除雪していたらしく、俺は「お疲れ様です」と声をかけ、本部に歩き出した。
が、途中で何か気になり、振り向いた瞬間に彼は足を滑らせたようで、逆さになったカメのような格好で屋根を滑り落ちていくところであった。爆笑。
彼は俺の先輩社員で、とても陽気でいつも顔色が悪く、前歯が1本無い。そういう人だ
った。
クリハラさんとはよく昼休みに一緒にメシを食いに行っていた。蕎麦屋によく行っていたような記憶がある。テーブルに向かい合って座り、注文したモリソバの大盛りが届くと、彼はさっそく蕎麦に箸をつける。
しかし、いつも思うのだが掴む量が多いので、彼は腕を頭上に持ち上げる。
だが、何度も言うが掴む量が多すぎ、それでもまだ蕎麦たちはせいろと繋がっているので、クリハラさんは精一杯腕を伸ばしたまま立ち上がり、2メーター以上持ち上げられた蕎麦はさすがに独立し、我々のテーブルの上をハイジのブランコのように大きく揺れ、再び座りながら蕎麦猪口に詰まるように入れた蕎麦を、彼はモグモグと食うのである。
この作業が蕎麦が無くなるまで続くので、食い終わったテーブルには水と蕎麦切れっ端でグチャグチャになるのたが、俺はこの食い方を見るのが好きだったので、良く蕎麦屋に誘っていたのだった。
もうずっと会ってない。クリハラさん、元気かなぁ。
ということで、今週のザ・限定は羊!値段がバカ高くなったので、そうそう使えない。
でも使うんであれば複雑なスパイスで合わせたい!ということで、西インドの複雑なカレー、ラム・コールハープリをやるぜ!合わせる裏スープはSSS2!ヨーグルトディップは今ある分で終了です。写真は生育中のカシミリチリ。
①ラム・コールハープリ
大変複雑なスパイス使いの西インドカレーであります!!
大都市ムンバイからプネーを通り、南下したところにコールハープルという町があります。
なので、コールハープル風ラムカレーの意。注文すると、スパイシーだけど大丈夫か?と聞かれるくらい、スパイシーで香り高いのが特徴。
スパイスでマリネした肉を炒めタマネギ、トマトなどと合わせ、とても複雑なスパイス使いで作ったマサラを加えて煮込んであります。真っ赤な色はカシミリチリ。色味がキレイで香り高いトウガラシであります。
キワ立つ香りと複雑で鮮烈なスパイス感、ラムの旨み。
ベイビー、やみつきになる美味さだぜ!
ライスに少しずつかけ、カレーや副菜、gop漬けと混ぜたり混ぜなかったりしてどーぞ
!ライスはつきません。450円ナリ。
②ズッキーニの中東風ディップ
焼いたズッキーニを、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。ライスに合わせても美味いですが、さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が広がり、実に美味い! 120円
③スーパースパイシースープ2
裏メニュー。いつものスープをスパイスでオーバードライブさせた、香り高いスープ!カルパシなんかも使った、複雑な抜けるようなスパイス感。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!辛塩酸苦のクセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤ナスと鰹節のピックル
赤唐辛子とマスタードシードの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにした赤唐辛子、パプリカ、コリアンダーシードを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。プルプルのサンボールリスペクトの一品。120円ナリ
⑥パクタレ/バジタレ
常連さんに人気のパクチーのタレ。
ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!バジルバージョンのバジタレもありまーす。60円ナリ!
今年はめちゃめちゃ暑くて疲れるが、朝から顔中汗だらけで仕事をしているせいか、肌の調子がすこぶる良いぜ!9/4~9/7までは休みの予定。次回の告知をお待ちアレ。
と言うことで皆さま、良い週末を!(^。^)