ポークラッサとSSS8!

前に札幌で「ハンバーガーリサ」をやっていたギタリストのツクル師匠が福岡からライブにやってきたので、聴きに行ってきた。

ツクルさんとピアノのめぐみさん、会場のオーノボーノのマスターとはジャムセッションで遊んだことがあるし、ドラムの舘山はクラスメイト。美味いピザを食いながら楽しんできたぜ!

キャリアだけは長いくせに大したウデは無いのだが音楽とカレーは似ているので、仕込みの時には音楽的に考えながら仕込む。味の根幹は塩なので、コイツはリズムだろう。

スパイスにも高音から低音までいろんな音域がある。それぞれのスパイスの出音を量やタイミングや火加減で調整する。まとまり過ぎても面白くなくなるので、あえて「アウト」な音を入れてバランスを崩し緊張感を入れたりする。上手い人たちの演奏は聴いてるだけでカレーの修行になるぜ!

ということで今週のザ・限定は今年デビューした異色作、西インドのポークラッサ!評判良かったので今年中にもう一度やるぜ!

今回はバカ高いギーをタップリと、水の代わりにチキンストックを使ったプレミアバージョン!

合わせる裏スープは香り高いSSS8!農園パプリカのスパイスオイル炒めとヒラタケもありまーす!バジタレはもうすぐ終了。冬瓜とハラペーニョディップはまだできるけど、無くなり次第終了だぜ!

①ポークラッサ
さてさて、西インドはコールハープリのラッサの登場であります!

日本ではいろんなスパイス料理をカレーというくくりに当てはめます。他国の文化なのでその方が分かりやすくはなりますが、そうするといろんな齟齬が出てくる。でも、いいじゃないか。いろんなスパイス料理があるって事だぜ!

スパイス炒めみたいなドライなもの、若干汁気が残ったものなどで呼び名もその地域地域で変わってきますが、今回のラッサは「グレイビー」という意味だそうで、汁ダクタイプというくくり。この地域ではドライやセミドライものは「スッカ」と呼ばれているようです。

赤いタンブララッサと白のパンドララッサは、この地域の定食の名脇役としてターリーを彩りますが、ウチはグレービータイプのインドカレーが少ないので、現地のモノを参考にして主役を張れるヤツを作ったぜ!

香りが出て色が変わるくらい火を入れたココナツ、野菜、スパイス等をグラインダーにかけ、炒め玉ネギや肉と合わせて水を加えて煮込んであります。

スパイス使いはじんわり比較的おとなしめにし、でも一見普通に見えるけどその実力は超凄くて知っている奴はみな一目置く、クラスの後ろから2番目の席に座っている目立たないアイツ、という感じに仕上げてあります。副菜が生きるぜ!

なので、イロイロ合わせてオタノシミアレ!ライスはつきません。420円

②ヒヨコマメの中東風ディップ
ヒヨコマメを煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。ライスに合わせたり、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べるとクリーミーな風味が広がり、ベイビー美味いぜ!120円

③スーパースパイシースープ8
レギュラースープをオーバードライブさせる裏スープ!SSS8は、メース、キャラウェイ、白ゴマ、カルパシなどの高い芳香を放つスパイスを13種ほど使い、キレのいい香りと、大変複雑に広がるスパイスの味わい。100円

①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!

④大根のピックル
インド式のピクルス!辛塩酸苦のクセになる味わい。スープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤バジタレ/パクタレ
大人気の香り高い味変アイテム。少量をライスに付けスープカレー他副菜と合わせるとヤバいぜ!60円

⑥ナスと鰹節のピックル
スパイス油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。120円ナリ。

⑦ビーツディップ
茹でたビーツに炒め野菜や炒ったココナツ、乳製品などを加えてディップにしてあります。黒胡椒と少量の青唐辛子とレモンで味を引き締め、ディルの香りをプラス。クリーミーさと味の深さが加わるぜ!120円

⑧冬瓜のトロトロ煮
農園冬瓜をチキンと一緒にスパイスで煮込んであります!大人気。口の中で溶けるぜ!60円

⑨ハラペーニョのディップ
ガツンと強烈な辛味と旨味。スプーンが止まらなくなる。コイツはヤバいぜ!無くなり次第終了。120円

⑩農園パプリカのスパイスオイル炒め
8食のみ!120円

さて11月も下旬。あれだけ暑かったのに、あと1ヵ月もすればクリスマスと年末か。トシ取ると時間の流れも速いんで、やりたいことをやり、知りたいことを知り、毎日楽しく暮らすぜ!人生に笑顔は多くあったほうが良い。

ということで皆さま、良い週末を!(^。^)

コメントは受け付けていません。