パキスタンはラホール。
テロとかイメージもあまり良くないし、酒もないし、さっさとカレー食ってバンコクで冷たいビールでも飲もう、とこの国の日程を短くしたのを後悔した。
なんせ居心地がいい。
店や宿の近辺には必ず散弾銃を持った守衛がいるので、治安は良くないのかもしれないが、壁に寄り掛かってジュースなんぞ飲んでると、その守衛が「お前、ここ座れよ」とか言って椅子を譲ってくれたりする。
暑いが空気が乾燥しているので、汗もそれほどかかなく、バザールでもボらないし、ブティックなんかを覗くと、女優並みの、目をむくような美人さんがたくさんいる。
そして、男も男前が多い。どうすか女性の皆さん、カッコイイでしょ?
ちなみにこの男たちは、俺が気に入って何度か食いに行った食堂のスタッフ。
言葉はぜんぜん通じなかったけど、ここは安い上にマジ美味かったなぁ。
さて、今週のザ・限定は、ヒサビサのパキスタンラムコルマ!
なんでヒサビサかと言いますと、高価なギーをめちゃめちゃタップリ使ったり、シンプルな味の割にかなり手間をかけたりしてるので、やりたくなかったのだ。
しかし、俺は作るぜ!愛ゆえに!
ガッツリ仕込みました。珍しくオールスパイスなんかも使ってる。いつもの限定と違う風味、オタメシアレ!
①パキスタンラムコルマ
2017年3月末、パキスタンのラホールにカレーを食いに行ってきましたが、その中で特に印象に残った、宿の近所の食堂のコルマカレーを作ってみましたぜ!
ナッツなどを使った北インドのコルマ、ココナツミルクを使った南インドのクルマとはまた違い、パキスタンのコルマは比較的水分たっぷりのスパイス煮込みの事のようです
。
ギーという、純化したバターのような香りの良い油をたっぷり使い、スープで煮込んでからジュースにした玉ねぎを炒め、ローストして粉に挽いたスパイス、ヨーグルト、炒ったウラド豆等を加え、ラムを煮込んであります。トマトは入れてません。
地味な外見でありますが、実は滅茶苦茶面倒なことをやっていて、パキスタン人はこんな事やらないだろうと思いますが、イメージに近づけるためにやっています。
じわりと効いたスパイスと肉と玉ねぎの甘い旨みが広がり、なかなか良い出来栄えかと思います。
これだけでも美味しいですが、割合を変えながらスープカレーや他の副菜と合わせて食べると、味に広がりができてこれまた激オツでございますです。ライスは付きません、すまん。420円。
②ヒヨコマメの中東風ディップ
中東には、ヒヨコマメでつくったホムス、焼きナスで作ったムタバルといったペースト状のような料理が広く食べられていますが、gop風のホムス!!
一晩、水に浸けたヒヨコマメを柔らかくなるまで煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、煮汁を加えてペーストにしてあります。
ライスに合わせても美味いですが、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べるとクリーミーな風味が広がり、これ、ベイビー美味いぜ!オタメシアレ!120円
③スーパースパイシースープ2
裏メニュー。いつものスープをスパイスでオーバードライブさせた、香り高いスープ!
南インドはチェテナードのマサラを改良して加えてあります。複雑な、抜けるようなスパイス感。珍しいカルパシというスパイスも使用してるぜ!100円。
①~③のセットはオールとスタッフまで!
④大根のピックル
混ぜて楽しい味変アイテム、インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!
マスタードとヒングで香りを付けた油でにんにくと生姜を炒め、ローストしたメティ、マスタード、ターメリック、赤唐辛子、大根を加え、レモンで酸味をつけてあります。
味は強めに仕上げ、辛塩酸苦のクセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤パクタレ
常連さんに人気のパクチーのタレ、パクタレ!パクチーやにんにく、ナムプラー等を合わせ、ペーストにしてあります。
少量で効くので、ほんのマッチ棒の頭程度の量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!パクチー好きにはたまらない、味と香りだぜ!60円ナリ。
さて、腰は痛みはほぼ無くなったが違和感がまだあるので、今日も山の手整骨院の大先生に診てもらってきたぜ!免許の更新にも行かねばの娘。なかなか忙しい。
ということで皆さま、良い週末を!!(^。^)