さて、今日はプロの笛吹き、ゆう子さんとソウルストアでランチをしてきた。
彼女は東京近辺で活躍しているフルート奏者で、先輩がソウルストアの店主、元太くんの従妹だそうだ。ではなぜ俺が彼女の友達かと言いますと、旅。
今日も日帰りで札幌に弾丸旅行で来ていたが、日本にはあまり馴染みがない国に一人で突撃するように旅行に行く人で、当然、キャッシュカードを機械に飲まれてしまったりなどのトラブルが頻繁に起こり、聞いてる方としては大変面白いのだが、なんだかんだでいつも乗り越えて戻ってくる。
2015年、俺はスリランカに旅立ち、ダンブッラという小さな町の、安くて居心地のいい宿に逗留していたが、そこに偶然、隣の部屋に入ってきたのが彼女だった。
その後別れてからも、またまた偶然コロンボ駅前のカフェで再会することとなり、それ以来東京や札幌で何度かメシを食っているようになるんだから人生面白い。
そういういろんな人生のエッセンスが彼女の音色に乗るだろうし、俺の場合はカレーの味になるんだろう。
ということで、今週のザ・限定はタイの東北部の酸っぱ辛い豚スープ、トムセープムーで君らを熱くする。ベイビー美味いぜ!
合わせる裏スープはハーブの香りが特徴的なSSS4!!
①トム・セープ・ムー
さてさて、タイの東北部、イサーンと呼ばれる地域の豚スープの登場!南アジアでは乾燥スパイスを多用しますが、東南アジアの料理は生のハーブをよく使い、魚醤などの発酵調味料を使う特徴があります。
豚肉を、コブミカンの葉、レモングラス、カー、小粒の生唐辛子、乾燥赤唐辛子、タマリンド、ナムプラー等で肉が柔らかくなるまで煮込み、仕上げにレモンと小ネギで仕上げてあります。
立ち上る爽やかなハーブの香り、酸味と旨味が唐辛子の刺激と共に広がります。ベイビー、美味いぜ!
辛くて酸っぱい味はトムヤムと似ていますが、トムヤムナムコン(濃い口トムヤム)に使われるココナツミルクを、ほぼ使わない地域の料理であることと、プリック・ポン(唐辛子粉)の入ったトムヤムを、店主が食べたことが無い事、香りがもっと複雑な事あたりが違いと言えば違いかもです。
内臓もよく使いますが、俺は苦手なので使わないぜ!
田舎の料理のため、マジ激辛で酸っぱくて強い味なのですが、全体のバランスを考えて、そこそこに調整してあります。
単体でも美味しいですが、スープカレーや他の副菜と合わせて食べると色々楽しめるかと思います。ライスはつきません。420円
②ヒヨコマメの中東風ディップ
中東のペースト料理、人気のgop風のホムス!!ヒヨコマメを煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。
ライスに合わせても美味いですが、スープカレーを合わせ、味変しながら食べるとクリーミーな風味が広がり、ベイビー美味いぜ!120円
③スーパースパイシースープ4
裏メニュー。レギュラースープが、さらに複雑で香り高いスープになります!
SSS4はハーブも使用した、中東風のスパイスミックス。多めのブラックペッパーがキレ味アップ!100円
①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!
④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!辛塩酸苦のクセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑤ナスと鰹節のピックル
赤唐辛子とマスタードシードの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスと共に弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。
トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、味変アイテムとしてカレーに優しく華を添えます。120円ナリ
⑥パクタレ
常連さんに人気のパクチーのタレ。
ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!
⑦ビーツディップ
玉ねぎとニンニクを透き通るくらいに炒めて甘みを出し、茹でたビーツとジャガイモと合わせ、煎ったウラド豆やココナツ、乳製品などを加え、鮮やかな色合いのディップにしてあります。
荒めに砕いた黒胡椒と少量の青唐辛子とレモンで味を引き締め、ディルを加えて香りを立ててあります。120円
さて、今日はちょっと頼まれ事で、何十年も使ったことが無いカレールゥを使って試作をする。イメージはできているが、ルゥ自体の味を知らないので何とも不安。
でも、それが勉強になるし楽しい。カレーは俺の趣味だ。
ということで皆さま、良い週末を!(^。^)