カレーの勉強に外国に行く際は、あらかじめその地域のカレーについて調べてから行く。なぜかというと、全然わからないからだ。
だから、いろいろ調べて日本で作り、現地で食べ、帰国して検証する、という作業が必要になる。
自分の解釈ができてないもので客から金を取れるわけが無いので、お蔵入りしたものもたくさんある。
例えば、南インドには辛酸っぱい「ラッサム」という料理がある。
通常、豆を煮て、その上澄みをラッサムに、下の方をサンバルに使ったりする。
しかし、「チキンラッサム」という料理になると、探しても豆の煮汁を使ったレシピが出てこなかったりする。チキンの旨味が出るから豆が必要ないのか、それともラッサムとは単に「汁」を意味しているのか？
ハイデラバードに行った際、俺の目当ては有名なハイデラバーディビリヤニではなく、それに添えられる「サーラン」というピーナツ味のカレーだった。
唐辛子のサーラン、玉ねぎのサーランなどいろいろあるが、いろいろ検索しても、なぜかチキンのサーランになるとピーナッツを使ったレシピが、出てこなかった。
全然わからなくて悩みつつ、宿のそばの食堂で、チキンカレーとルマリという生地の薄いロティを注文した。
すると、そこのチキンカレーはピーナッツを使っていた。やっぱりあるじゃないか！これだから面白い。
ということで、先日、生のピーナッツが手に入ったので、今週のザ・限定はピーナッツポーク！初登場！
ピューレにしたピーナッツでコクを出し、しかもスパイシー！コイツはいいぞ。
合わせる裏スープはSSS7！3種のナスのピックルももう少しで来まーす！
①ピーナッツポーク（初登場）
インドカレーでは、リッチな味の奥行きを出すため、カシューやアーモンド等のナッツ類を使うことがありますが、こちらはハイデラバードで食べたピーナッツを使用したカレーのオマージュであります！
たっぷりのギーで浅めに炒めた玉ねぎ等に、煎ったスパイスやヨーグルトなどでマリネした豚バラを加え、トマト、水を加えてピューレにした生ピーナッツを入れ、煮込んであります。
煎ったポピーシードも加え、ギー、浅め炒めの玉ねぎの甘み、ピーナッツのクリーミーさが豚の脂と絡み、そこに強烈なスパイスのキックがやってきます。今までにない味わい。ベイビー、コイツはヤバいぜ！
これだけでも美味いですが、副菜等と合わせると、さらに奥行きが増します。
ライスはつきません、すまん。420円。
②ズッキーニの中東風ディップ
焼いたズッキーニを、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。
ライスに合わせても美味いですが、さらにスープカレーを合わせるとクリーミーな風味が広がり、実に美味い！ 120円
③スーパースパイシースープ7
常連御用達！一番シンプルなSSS7!
レギュラースープのいいところをブーストアップし、オーバードライブさせてくれるぜ！裏メニュー。100円。
①～③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで！
④大根のピックル
混ぜて楽しい味変アイテム、インド式の油とスパイスで漬けたピクルス！
味は強めに仕上げ、辛塩酸苦のクセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します！120円
⑤ヨーグルトのトルコ風ディップ
水切りしたヨーグルトにニンニク、ミント、唐辛子、甘酸っぱいざくろのビネガー「ナール・エキスィシ」などを加えて作っています。その味は濃厚でクリーミー！！
そのままライスと食べても美味いですが、スープカレーや他の副菜と合わせると味がめちゃ深くなります。いろんな組み合わせでオタメシを！！120円。
⑥バジタレ
大人気の味変アイテム、香り高いバジルのタレだぜ！
今回はホーリー＋スィートバジル！。少しだけライスにつけ、スープと合わせると激ヤバ。60円ナリ！
⑦三種のナス(普通と緑と白)のピックル！
香りをとばしたマスタードオイルとスパイスを吸い込むようにナスを加熱し、トロトロにしてあるぜ！大根ピックルとはスパイスを変えてありまーす。ライスと合わせてスープカレーと共に食いたまえ。無くなったらおしまい。120円ナリ。
ということで、今日は余市のgop農園でメークイーン100キロの収穫。たいして働いてな
いのにヘトヘトだが、明日からも頑張ってカレーを作るぜ！
ではでは皆さま、良い週末を！(^。^)