仕事柄、海外へ出かけることが多い。
これはなぜかと言いますと、物事の線引きが日本ほど明確ではなく料理に関しても曖昧な事や知られていないことがが多く、よくわからないので食いに行った方が早いと思うからだ。
では食いに行けばわかるのかというとそんなことも無い。
食の世界は宇宙のように深すぎて広すぎるので、逆にますます疑問点が増えたりするが、客に対する責任があるので自分なりの答えを見つけに行くというのが正直なところ。
日本では、ビリヤニは今やコンビニで買えるくらい知られる米料理となったが、プラオという料理もある。
現地でもこの線引きが曖昧だったり、同じ米料理がピラフ、プロフ、ポロウなど名前や調理法、味が訛って現地化しつつあちこちに広がっているのでますますわからない。
そのうちに同じような米料理でアラブのカブサやバングラデシュのテハリがあることを知り、さらにマドフォン、ズロビアン、サヤディヤ等々さらにイロイロあるのでもうお手上げだ。もうわからん。
西インドに行った時に狙っていたのはマサラバートというベジプラオのような料理だった。
これが大変美味く、店でもちょっと出してみたいなと思いつつ実現していないが、今週のザ・限定はこれに使おうと思って作ったミックススパイス「ゴダマサラ」を使ったゴダマサラポーク!めちゃめちゃ香り高いぜ!
合わせる裏スープはこれもまた香り高いSSS2!粗挽きラムキョフテは4人前。ラムキョフテは津波の影響で明後日以降はしばらく出せないかも。写真はマリネ中のポーク。
①ゴダマサラポーク
インド中西部マハラシュートラ州のミックススパイスである、ゴダマサラを使ったポークマサラ!
総じて、マハラシュートラのマサラは、かなり複雑。今回のgopのゴダマサラは13種類のスパイスを使用しています。本来は他の料理用に作ったマサラですが、煎ったスパイスをパウダーにしていると物凄い芳香が立ち、よし、これでカレーを作ろうと思ったワケです。
豚肉をスパイスやヨーグルトなどでマリネし、じっくり炒めた玉ねぎやトマトを加え、水をほとんど加えずゴダマサラを入れて煮込んであります。コクのある深い旨みと、香ばしくて複雑なスパイスの大変香り高い仕上がり。
単品でも美味いですが、スープカレーや他の副菜と合わせると、味変でいろいろ楽しめます。ライスはつきません、勘弁。420円
③ズッキーニの中東風ディップ
焦げ目が付くくらいズッキーニを焼き、煎った白ゴマ、ニンニク等と合わせてペーストにしてあります。コイツで味変すると違う風味が加わり、ベイビー美味いぜ!オタメシアレ!120円
③スーパースパイシースープ2
裏メニュー。いつものスープをスパイスでオーバードライブさせた、香り高いスープ!カルパシなんかも使った、複雑な抜けるようなスパイス感。100円。
①~④の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!
⑤大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!クセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円
⑥パクタレ・バジタレ
人気のパクチー/バジルのタレ。ほんの少しの量をライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!パクチー好き必食。各60円ナリ!
⑦ナスと鰹節のピックル
スパイスの香りをつけた油でにんにくと生姜、ナスを炒め、パウダーにしたスパイスを加えて弱火で煮込み、鰹節、塩、レモンで味を調えてあります。トロトロに煮込んだナスと鰹節のうま味が一体となり、カレーに優しく華を添えます。120円ナリ。
⑧ビーツディップ
茹でたビーツを透き通るくらいに炒めた玉ねぎやココナツ、乳製品などと合わせ、鮮やかな色合いのディップにしてあります。荒めに砕いた黒胡椒と少量の青唐辛子とレモン、ディルの香り。ズッキーニやヨーグルトのディップとは別のベクトルの、クリーミー
さと味の深さが加わるぜ!120円
毎日暑いせいか昨日はホグワーツの大食堂のようなところで、テーブルに山積みとなった色とりどりのいろんなアイスを一人でバクバク食う夢を見た。
しかし違う色のアイスを食っても同じ味がするので「これは夢かも」と怪しんだ瞬間に目が覚めた。いいトシしてなんて大人げない夢を見るんだろうと自分に感心したりする夏だぜ!
ということで皆さま、良い週末を!(^。^)