紅葉。
夏には緑一色の山の木々も、この時期には様々な色を帯び、こんなにたくさんの種類の木があるんだなぁと改めて気づく。
一体、何本の木が生えてるんだろう。いち、にい、さん…。
客「数えなくていいから」
さて、山の手で15年ほどやってるウチの店だが、実は当初、東京でやろうかと視察に行ったことがある。
電車のつり革につかまる俺の前には女子高生が座っており、左に目を向けると4人ほど離れた座席には、サラサラの長髪が美しい、オタッキーなデブ男が座っていた。
JKの横の席の人が席を立とうとしたので俺が座ろうとすると、突然さっきのデブ男がバネ人形のようにビヨヨヨヨ~ン!とジャンプして座ろうとしたので、驚いた俺がとっさに半身を入れて防ぐと、またビヨヨヨヨ~ン!と元の席に跳ね戻っていった。
一体何がしたいのかさっぱりわからない。
オマケにそのJKもかなり巨大な人で、しかも居眠りして俺の左肩に全体重をかけてくるので肺が圧迫され、呼吸ができない。恐ろしい場所、東京。
敷金礼金の高さと、そんなこんなの事情で東京は断念し、こうやって山の手で店をやっているおかげでキミタチと会えるワケだ。毎日楽しいぜ!
というワケで、今週のスペシャルはしばらくやってなかったココナツベースのケララ・ラム・クルマやりまーす!
①ケララ・ラム・クルマ
さて、南インドのココナツ煮込みであります!
もともと、ムガル帝国の、ナッツやクリーム等を贅沢に使った濃厚な宮廷料理「コルマ」。
大きな権力を持つ王室の料理は、贅沢になる傾向があります。
が南インドでローカライズされ、このような形になったようですが、クルマはもっとあっさりしています。
既に出しているリッチラム(これはコルマ)、パキスタンのコルマ、そして今回のクルマ。
言葉や音楽と同じように、地方ナマリの面白さを楽しんでもらいたい!
マスタードで香りを付けた油で玉ねぎ等を炒め、クミン、コリアンダー、黒胡椒、ポピーシードなどのスパイス、ココナツミルク、ヨーグルトでラム肉を煮込んであります。
ココナツの風味とラムの旨みが口に広がり、その後いろんなスパイスの香りが広がっていきます。
時折スープカレーと混ぜて食べると味が変化し、美味。オタメシアレ!ライスはつきません、すまん。ザ・限定420円。
②ヒヨコマメの中東風ディップ
一晩、水に浸けたヒヨコマメを柔らかくなるまで煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、煮汁を加えてペーストにしてあります。
ライスに合わせても美味いですが、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べる、クリーミーな風味が広がり、これ、ベイビー美味いぜ!オタメシアレ!120円
③スーパースパイシースープ3
メニューに載ってない裏メニュー。レギュラーがよく切れるナイフなら、こちらはナタのキレ味。
いつものレギュラーのスパイス感をオーバードライブさせた、スパイス好きに大オススメのスープ!ヤミツキになるぜ!
ポピーシードを炒って使い、マサラを粗目に仕上げているので、飲み込むと香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていきます。
レギュラーよりは辛くなります。ツウ好み。100円。
①~③の全部盛りは、いつも通り
「オール」とスタッフまで!
④ズッキーニのピックル
さて最新の自信作であります!
インド式の、油とスパイスで漬けたピクルスだぜ!
マスタードとヒングで香りを付けた油でズッキーニを炒め、ローストしたメティ、マスタード、ターメリック、赤唐辛子を加え、レモンで酸味をつけてあります。
味は強めに仕上げ、口に入れると「オオオ、辛くてしょっぱくて酸っぱくてちょっと苦い!」というクセになる味わい。ヤミツキになります。
一口ごとに、スープカレーや他の副菜といろんな組み合わせでお楽しみ下され!120円
今日の昼は吉川さんが作る、美味いイタリアンがドッサリ食える、デッラアモーレでランチ。未だに満腹。
来月の旅行は、イラン、レバノンは断念し、トルコ1国に絞ることにしました。
またいろいろ料理の下調べもしないと。
来週の水木は連休となります、ご注意!!
ということで明日から早11月。
皆々さま、良い週末を!!(^。^)