賀正!

さて、開けたぜ!

31,1日と酒飲んで本読んで、テレビ見て寝てたら、あまりののんびりさに脳が溶けそうになり、昨日は店に行って8時間ほど働いてしまったぜ!

ということで、お待たせした!明日からやるぜ!

スープカレーと一口で言ってもあちこちで味が全く違う。

それは何故かというと、時代によってスープカレーのとらえ方が違うから。

昔はドロっとしたルーに対してサラサラしたスープ状のカレーをスープカレーと言っていたが、それがしっかりしたダシを取り、旨みの強いスタイルを指すように進化していき、2000年くらいからはカレーとスープカレーは分離し、独自のスタイルになっていく。

札幌発祥と言われているが、タイやマレーシア、インドやパキスタン、どこの国でもサラサラのものもあればそうでないものもある。

インドではダシを取る文化がないとも言われているが、肉でスープを取っておき、肉とスープを後から加えて作るカレーなんてのも普通にある。

最近はスパイスカレーの影響で若干スパイスに目が向いてきたようだが、物凄くざっくり言うと、古い店はスパイスを重視する傾向があるし、新しい店は旨みに重きを置く傾向がある。

俺はスリランカ狂我国という古い店で作っていたし、カレーの本質はスパイスだと考えているからスパイスを追求しているのであり、好みというのはあるかもしれないが、何が正しいとか間違っているとかなんてのはヤボな話。

人の数だけカレーがある。

今風のものも大好きだ。蕎麦屋のカレーも好きだし、カツカレーなんか最高だし、スパイスの効いたカレーも大好きだ。カレーというものは、作り手として生涯かけて取り組んで行くべき、どんな食材とも組み合わせていける自由な料理なのだ。

ということで、新年第一弾のスペシャルはミャンマーの豚カレーを作るぜ!

①ウェッター・ヒン
豚バラ肉にターメリックと塩、魚醤をすりこんで寝かせた後、ピーナッツ油で炒めた玉ねぎ等と合わせ、スパイスで煮込んであります。

ミャンマーカレーの特徴は油が多いことであり、具材の旨味とスパイスが油に溶け込み、深い味わいと、ふわりと柔らかなスパイスの香りが日本人の口にも合い、大変美味しいです。

少しずつライスにかけて食べるのが吉。
そこに、スープカレーや他のサイドメニューを混ぜたりするとさらに破壊力が増すぜ!
ライスはつきません、420円。

②ヒヨコマメの中東風ディップ
中東には、ヒヨコマメでつくったホムス、焼きナスで作ったムタバルといったペースト状のような料理が広く食べられています。パンにつけたりして食べると最高に美味いですが、gop風のホムスの登場!!

一晩、水に浸けたヒヨコマメを柔らかくなるまで煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、煮汁を加えてペーストにしてあります。

ライスに合わせても美味いですが、時折スープカレーを合わせ、味変しながら食べると、クリーミーな風味が広がり、これ、ベイビー美味いぜ!オタメシアレ!120円

③スーパースパイシースープ3
メニューに載ってない裏メニュー。
1,2のように珍しいスパイスは使ってないですが、ガツンときます。レギュラーがよく切れるナイフなら、こちらはナタのキレ味。

ポピーシードを炒って使い、マサラを粗目に仕上げているので、飲み込むと香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていきます。

レギュラーよりは辛くなります。ツウ好み。100円。

①~③の全部盛りは、いつも通り「オール」とスタッフまで!

④鶏皮と大根のアチャール
アチャールとは、インド周辺の国々で食される、漬物のようなもの。

通常、果物や野菜などで作られますが、ここはgopのアナグラなので、鶏皮なんかも入れてしまいます。

鶏皮をカリカリにで炒って脂を出し、小さいダイスに切った大根と共に、スパイスや塩と合わせて寝かせてあります。
美味しく食べるコツは、よく噛むこと。

噛むごとにじわじわと、鶏皮の旨みと香ばしさ、唐辛子の辛み、大根の食感、メティのほろ苦さ、レモンの酸味などが、複雑に口に広がっていきます。
オタメシアレ!120円。

というワケで、今年もイロイロやるぜ!みなみな様にはいい事が山ほどありますように。

ちなみに、雪の解けた日の自動販売機のあたりには、カネが落ちてることが多い、ということで、新年の辞を締めさせていただく。

ではでは、良い週末を!!(^。^)

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