ポークアチャーリとSSS3!

(続き)いつものように、4人乗りのサファリカーでナクル湖を出発した。
持ち上がった天井から風が抜けていく。

俺の定位置は後部の左側で、前にはサワイくんがいつも座っている。道路状況はなかなか良く、車は結構なスピードで、山道を走り上がっていく。

結構昇ったなと思ったその時、急に視界を遮っていた右側の山が終わり、山の上から見下ろした美しいナクル湖が見え、我々は歓声を上げてその映像を撮影し、席に着いた。

サワイくんは、と彼を見ると、やっとザックをガサゴソとかき回し、ブチバチとケースから取り出したカメラを構えて立ち上がり、時間をかけて入念に構図を決め、シャッターを押した。

そして、その瞬間、また山が始まったのである!

呆然とした彼はしばらくボーッとし、なにやらブツブツ言ってたが、やがて力無く座ってブチバチガサゴソとカメラをしまった。

車はさらに高度を上げて走り続けた。
すると奇跡的にもまた山が終わり、さっきよりもさらに美しいナクル湖が見え、再度我々は写真を撮った。

サワイくんはまたガサゴソブチバチとカメラを取り出し、一瞬前方を確認した。今度はしばらく山は無い。

彼は悠々と立ち上がり、先ほどよりもはるかに慎重に構図を決めている。少し空いた口元から舌が左右に動いているのが見える。

かなり時間をかけてやっと構図が決まったらしく、彼は慎重にシャッターに指をかけた。

と、その瞬間、ブォォォーン!!という爆音とともに、反対車線を猛スピードで対向した来た大型トラックがすれ違い、同時に「カシャ」という音が聞こえた。

「うぉぉ」というサワイくんの声がはっきり聞こえ、彼が立ち直る前に、また山が始まった。なので、サワイくんは見下ろしたナクル湖の写真を1枚も持っていないのである。

「ギャハハハハ!!」何の用もないアフリカの山とトラックの写真を撮影したサワイくんに、悪いと思ってずっと我慢してた笑いが限界を超え、俺は涙をコブシで拭いながら腹を抱えて笑った。

しかし、すべて見られていたことに気付いて無いサワイくんは「どないしたんでっか」と火に油を注いだ。(続く)

①ポーク・アチャーリ
さてさて、酸味のある豚カレーと言えば、ゴアのポークビンダルーが有名だが、gopではアチャールに使用するスパイスを使った、ポークアチャーリだぜ!

ハイデラバードで食べたものはグレービーが重たく、かなりヘビーな味わいでしたが、全体のバランスを考えて少し軽めの仕上がりにしています。

マスタード、唐辛子やメティ、フェンネルなどのスパイスをを炒ってパウダーにし、ヨーグルトとマリネした豚バラを、水を加えず、炒めた玉ねぎやトマトで煮込んであります。

酸味はアムチュール(未熟なマンゴーの粉)、レモン、ヨーグルト、鮮やかな赤い色はカシミリチリを使用。
ベイビー、美味いぜ!

ゴマのように見えるのは、独特の存在感のあるカロンジ。土のような香りや苦みがあり、全体を複雑にしてくれます。

スープカレーや他の副菜と合わせて味変しつつ、いろんな組み合わせで楽しめるぜ!ライスはつきません、420円ナリ。

②ヒヨコマメの中東風ディップ
中東のペースト料理のgopバージョン!
ヒヨコマメを煮込み、ニンニクやレモン汁、炒って石臼で挽いた白ゴマなどと合わせ、ペーストにしてあります。味変アイテムとして使うとクリーミーな風味が広がり、ベイビー美味いぜ!120円

③スーパースパイシースープ3
レギュラースープををオーバードライブさせたスパイス好きの為の裏スープ!
香ばしさと共にいろんなスパイスの香りが主張し、最後は1つにまとまって消えていきます。100円。

①~③のセットはオールとスタッフまで!

④大根のピックル
インド式の油とスパイスで漬けたピクルス!
味は強めに仕上げ、辛塩酸苦のクセになる味わい。一口ごとにスープカレーや他の副菜と合わせると、味が強くなり、スパイシーさが増します!120円

⑤パクタレ
常連さんに人気のパクチーのタレ。
ほんの少量ライスに付け、スープカレーと共に口にいれると、広がる旨みと香り!60円ナリ!

⑥ヨーグルトのトルコ風ディップ
水切りしたヨーグルトにニンニク、ミント、唐辛子、甘酸っぱいざくろのビネガー「ナール・エキスィシ」などを加えた濃厚でクリーミーなディップ!!

味変アイテムとして合わせると、味がとても深くなります。いろんな組み合わせでオタメシを!!120円。

コロナ関連の書類とか現地のPCR検査のことだとか、6月頭のインド行の準備中。もっとマジメに英語を勉強すればよかったと、動かない脳ミソを恨むぜ!

ではでは皆さま、良い週末を!(^。^)

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